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おうちモンテッソーリ「赤い棒」2歳4歳の反応

感覚教具 赤い棒について

モンテッソーリの教具に「赤い棒」は10本の赤い棒です。一番短いものが10cm、次が15cmと5cmずつ長くなり、一番長いものは100cmとなっています。

赤い棒の断面は、1辺25㎜の正方形なので、最悪教具として使いこなせなくても、家にある他の50㎜基尺の積み木(キュボロ)と一緒に使えるであろうと踏んで思い切って購入しました。

ずっしりと重くて長いこれらの棒ををばらしたり並べたりを繰り返し、子供は感覚的に長さをつかんでいくはず…。

2歳児の反応

「物を大事にして」という日本語が通じない息子。だめよと言ってもトイレ終わりに下半身すっぽんぽんで走りまわる息子。やはり真面目に取り組んではもらえませんでした。

そもそも短いものから長いものへ順番に並べる、ということが難しかったようです。赤い棒は一番長いもので100cmあり、感覚的にも長さを測りにくいのかな?と感じました。

ただ、長い長い棒、は大好きのようで、身長より長い棒を縦に持ってニヤニヤ。何が楽しいか分かりませんがうれしそうに持ち運んでいました。

(その後、杖をつくかのようにゴンゴンやりだしたので母絶叫。高い教具、大事にしてほしいんですけれども…)

4歳児の反応

飲み込みが早い娘、一度手本を見せると趣旨を理解したようで、一生懸命並べだしました。

4歳といえどパッ見ただけでは長さの感覚的把握が難しいようで、「あれ?ちがう」とブツブツつぶやきながら時間をかけて並べていました。

長さ順に並べおわり達成感を得た娘。次は自ら「四角を作る!」と宣言し取り組み始めました。が、できずに発狂。「なんでできないの~!やって~!(怒)」

「そこをあなたに考えてほしいの~」と思ったものの、興味を失われては困ります。全て私がやるのもなんだかな、と思ったのでとりあえず棒を2本ずつ組み合わせ同じ長さの辺となるセットを4つ作らせてから、並べ替えて四角を一緒に作りました。

まだまだ、赤い棒へのワクワクが止まらない娘。「何か作って」

よしきた!と赤い棒を渦巻にならべる手本を見せました。娘も意気揚々と並べはじめましたがこちらも難しかったようで発狂。結局その日は娘と一緒にああだこうだ言いながら一番長い棒を選ばせ外側から内へに巻くように並べていく方法で渦巻を作りました。

どうやら完成した渦巻は「道」に見えるようで、その後、息子と娘の自動車走らせるごっこが始まり、せっかくの「教具」は早々に「つみきのおもちゃ」となってしまいました。

結果

「赤い棒」について、これがやりたい!と言うくせに、自分でやりたがろうとしない娘。「自分でやってみたら!?」と提案してみても「できないの~!(怒)」・・・。

自発的に始めから終わりまで一人で取り組んでもらうことの難しさを痛感しました。

後日談ですがその後も娘は何度か取り組みたがり、大きな四角を一人で完成させられるようになりました。感動!

息子はというと、棒を持ってきては振り回そう(剣か?)としてくるので追っかけまわして止める、の繰り返しです。残念すぎる。

引き続き教具の使い方を勉強しながらおうちモンテッソーリに励む予定です。