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おうちモンテッソーリ 「円柱さし」2歳4歳の反応

円柱さしを取り組ませるに至った経緯

モンテッソーリ教育について興味があり、モンテッソーリ資格取得のための必読書や、実際に教育現場で使用されている指南書を読み進めるうちに、感覚教具の導入として、円柱さしがマストであることを理解しました。(円柱さしの狙いは、長さや太さの感覚を身に付け、集中力を高めることです。)

円柱さしの提示 ~導入時~

円柱さしは全部で4つありますが、円柱さしの導入としてまず与えるべきは、一番難易度の低い【B(円の大きさはすべて同じだが高さが各々異なる】のブロック1つとされています。また、こどもに初めて取り組ませる際には、提示(ゆっくり見本を見せる)が必要とされています。

提示パターンは2種類あり、1つめは、ゆっくりとシリンダーを引き上げすべて出し、バラバラに置いた後、ひとつひとつあてはめていくというもの、2つめはシリンダーをすべて出し、高さ順に並べていく、というものです。

子供の反応

2歳の息子にシリンダーを当てはめるよう見本を見せましたが、案の定難しかったようで、円柱さしにすべて挿したものの高さが揃っていない…。でこぼこのシリンダーブロックが出来上がりました。そして「できないの~!」と、去ってゆきました笑

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4歳の娘はというと、まず、引き出して並べた段階で「順番に並べたい!」と言い出し、シリンダーを高さ順に並べました。「お!」と思いながら黙って見守っていると、黙々とシリンダーをブロックに当てはめていき、あっという間にシリンダーブロックをもとの状態へ戻しました。そしてそれを「もう一回やりたい!」と繰り返す繰り返す…。

子供によって、また取り組む年齢によって、これほど違うのかと感心しました。そして娘はその後も取り組みたがるので、母はお洗濯へ…。

我が家の結果

戻ってくるとなんと、円柱さしが電車になっていました~

円柱さし(シリンダーはすべて取り出されてある)をノリノリで走らせる息子。

ここは保育所ね!とシリンダーを電車を待つ子供に見立て遊ぶ娘。

家にあるほかの電車(トーマス)も並走させています。

モンテッソーリの教育機関では起こり得ない事態かと思いますが、一応電車に保育園児を乗せるときに円柱さしの抜き差しに取り組んでいるようなので、そっとしておくことにし、その日は見守りました。

教具と玩具の違いについて、あらかじめ伝えておくべきだったと後悔しつつ、「正解」のないおうちモンテッソーリの難しさを感じました。